重箱バー
重箱バー
沖縄の冠婚葬祭に欠かせない「重箱」。
重箱そのものは内地にもあるけれど、沖縄ではその中身も意味もかなり違うようで。(意味にご関心ある方はググってみてくださいね)
沖縄にたどり着いて13年、沖縄の「重箱」の中身を食したことがなかったのですが、このほど弊社と業務提携してくださることになった、上間沖縄天ぷら店さんより試食用の重箱を頂いたので、共同経営者と一緒にお相伴に与ることになりました。
子どもの頃から知っている重箱の中身は、海老、卵焼き、椎茸、塩鮭、大根、酢の物などの上に南天の葉っぱなどが乗っかってる色とりどりのイメージでしたが、沖縄の重箱にはそんな装飾はなく、一見、地味です。
中身は、こんにゃく、牛蒡、芋、豚肉の煮つけ、かまぼこ、卵焼き、昆布。これらが、市松模様に、一マスの中には横一列にぎっしり並んでいます。
まずは牛蒡を一口いただきました。見た目はちょっと無骨にみえるのですが、出汁が効いていてとても繊細な上品な味付けがされていました。
こんにゃくは、味をしみ込ませるのがとても難儀な食材ですが、こちらも出汁がしっかり効いていて旨味が奥までしみ込んでいました。
豚肉の煮つけは、脂身と赤身の割合が絶妙で、何時間煮込んだんですかと聞きたくなるほどの蕩けるようなような柔らかさと旨さ、臭みもゼロ!
昆布も、お芋も、すべてが絶品の美味しさでした。
見た目は茶色っぽい沖縄の重箱は、私が知っている多くの沖縄県人のお人柄(飾ったり気取ったりせずに、口数は少ないけど、とっても味わい深くて優しい)がそのまま表れているように思えてなりません。

昔の沖縄の人が健康で長寿(今の沖縄の90代の方の多くはお元気で矍鑠とされています)だった源は、こんなお料理を毎日食べていたからなのかなと。
70歳過ぎたらリタイアして、こんな重箱料理と美味しいワインを飲ませるバーをやってみたいなあと、思ってみたり。
以上、生まれて初めて食べた、沖縄の重箱の感想を、書いてみました。
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